FP3級(ファイナンシャルプランナー3級)を最速合格する勉強方法を紹介します。
偏差値43高校卒、予備知識一切なしの私でも一発合格することができました。
今からFP3級の受験を考えている方の力になれればと思います。
2022年の試験日程についてはこちらをご覧ください。
勉強方法としては「例年の試験から出題数の多い項目を勉強→ひたすら過去問→出題数の少ない項目のフォロー→ひたすら過去問」を繰り返します。
1日1時間を1ヶ月継続すれば合格は可能です。
※FP技能検定3級の実技試験の実施機関は一般社団法人金融財政事情研究会(通称きんざい)と、NPO法人日本ファイナンシャルプランナーズ協会(通称FP協会)の2団体がありますが、本記事ではFP協会の実施する試験について書いています。
おすすめの教材と試験の概要
おすすめの教材
私はこの教材のみで合格しました。
図や表を用いてわかりやすく説明をしている、実試験に近い形の練習問題を多数掲載しているという点からこの教材をおすすめします。
また、冒頭の勉強方法でも書いたとおり例年の出題傾向を把握することが最速合格のカギとなりますが、本テキストには過去5回の試験における出題傾向も詳しく書いており最速合格には必須だと思います。
試験の概要
試験は学科試験と実技試験で行われます。
学科試験と実技試験は同じ日の午前、午後で行われるため、同日に受験することが可能です。
実技ってなにするの?面接とかしたりめんどくさそう、、、、
実技試験では、FPの知識を使って計算問題を解いたりするよ
例えば、出された条件をもとに、年金額受給額の計算をしたりとか!
学科試験 | 実技試験 | |
出題形式 | マークシート方式 ・○×方式 30問 ・三答択一式 30問 | マークシート方式 ・三答択一式 20問 |
試験時間 | 120分 | 60分 |
学科・実技それぞれに合格判定が行われ、両方に合格するとFP3級技能士が認定されます。
学科試験 | 実技試験 |
60点満点で36点以上 | 100点満点で60点以上 |
試験項目と絶対に抑えておくべきポイント
学科試験の出題項目は下記のとおりです。
- ライフプランニングと資金計画(社会保険、公的年金等)
- リスク管理(生命、損害保険等)
- 金融資産運用(株式投資、投資信託等)
- タックスプランニング(各種所得の内容、所得控除等)
- 不動産(不動産の味方、不動産の取引等)
- 相続・事業継承(相続と贈与)
学習範囲としては広いですが、これまでの出題傾向を把握し、ポイントを抑えることで最速合格が可能になります。
それでは各項目で押さえておくべきポイントについて見ていきましょう。
ライフプランニングと資金計画
ライフプランニングと資金計画では、FPの知識のベースとなるライフプランニングの基礎から社会保険・公的年金まで幅広いテーマがあります。その中でも出題数の多いテーマは社会保険や公的年金です。
過去5回の出題傾向を見ると社会保険と公的年金のみ抑えておけば十分合格点に到達するレベルです!(全問正解した場合です)
実技試験では掲示された条件をもとに年金額を計算する問題も出題されています。
この項目については「社会保険、公的年金を理解する→過去門を解く→足りない部分のフォロー」という流れで進めていきましょう!
リスク管理
リスク管理では、生命保険、損害保険のテーマに分かれており、おおよそ半数ずつ出題されることが多い傾向にあります。生命保険・損害保険とも、税金の問題は頻出です。確実に押さえておきましょう。
過去5回の出題傾向を見ると生命保険と損害保険のみ抑えておけば十分合格点に到達するレベルです!
実技試験では保険証券の見かたなどが出題されています。
この項目については「生命保険、損害保険を理解する→過去門を解く→足りない部分のフォロー(特に税金関係」という流れで進めていきましょう!
金融資産運用
金融資産運用では、投資信託、株式投資、債券投資からの出題が中心となります。すべての金融商品について、税金の問題も重要です。また、税制改正の内容についても確認しておきましょう。
過去5回の出題傾向を見ると3つの金融商品(投資信託、株式投資、債券投資)が出題範囲の6割を占めています。必ず押さえましょう。
実技試験では債権の利回り計算などが出題されています。
この項目については出題範囲が広いことから、3つの金融商品で確実に点数が取れるようになることを意識してください。過去問を解いてみて、それでも合格点に到達しない場合は税金に関する問題を押さえましょう。
タックスプランニング
タックスプランニングでは、各種所得の内容、損益通算、所得控除、税額控除からの出題が中心になります。所得税の基本的な仕組みを理解したら、まずは10種類の所得の区分や所得の必要経費の考え方などをしっかりと押さえましょう。
過去5回の出題傾向を見ると各種所得の内容と所得控除が出題範囲の5~6割を占めています。必ず押さえましょう。
実技試験では源泉徴収票の見本から内容を読み取る問題なども出題されます。
この項目については各種所得の内容と所得控除の2項目で確実に点を取れるようになりましょう。あとは合格点に足りない部分をフォローしてください。
不動産
不動産では不動産の見方、不動産の取引、不動産の法令上の規制、不動産に関する税金からの出題が中心となります。建築基準法や都市計画法などの法令上の規制は、毎回出題される重要ポイントです。
過去5回の出題傾向を見ると不動産に関する法令上の規制が全体の5割を占めケースもあります。確実に押さえましょう。
実技試験では建ぺい率、容積率や税金などを計算する問題も出題されます。
この項目については不動産に関する法令上の規制で確実に点を取れるようになってください。その後は不動産の取引と譲渡に係る税金で半分程度点数が取れれば合格点です!
相続・事業継承
相続・事業継承では、贈与と相続の2つのテーマがありますが、それぞれに法律と税金について出題されます。贈与については各種控除や非課税制度などを確認しましょう。相続については法定相続人と法定相続分、遺言などの問題が多くなっています。相続税の計算の流れを正確に理解しておくことも重要です。
過去5回の出題傾向を見ると贈与と法律・税金、相続と法律・税金、のみ押さえることで十分合格可能です!
実技試験では親族関係図から法定相続人や法定相続分を確認する問題が出題されます。親族関係図の見方に慣れておいてください。
この項目については贈与と法律・税金、相続と法律・税金で確実に点を取ることが最速合格のカギです!
最後に
以上が最速合格のために必要なポイントです。
まず各項目のポイントを押さえることを重点的にやってみてください。そしたら必ず合格点には到達するはずです。
それでもどうしても「自分の時間が取れない」、「独学ではモチベーションが続かない」というかたはサブスク感覚で受講できるオンラインスクールで学ぶという方法もあります。
ファイナンシャルプランナーの知識を活かして働きたいかたや、今後2級、1級も取得したいかたにはとてもコスパのよい勉強方法だと思いますので、興味のある方はご覧ください。
頑張ってください!
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